先日、大阪にある行列の出来るラーメン屋に行ってきました。
前から気になっていたお店で、ワクワクしながらお店に向かって順番を待ちます。
行列に並んでいる時って、なんだか楽しくないですか?
焦らされて焦らされて、ゴーール!みたいな。笑
行列の先にあるものは大抵想像以上ですので、そりゃ期待も煽られます。
でもね。
このお店あまり美味しくなかったんですよ。
正直、行列に並んでこの味?って思っちゃいました。
ラーメンは良くありますが、行列店が必ずしも美味しいとは限りません。
特に都会のラーメン店だと人口が多い分、ランチやディナータイムは味が普通でも行列になるので、初見で試しに並んでみたら期待はずれだった話はゴマンとあります。
人気がある商品と売れる商品は違う?
一般的に「人気=売れる」となっています。
確かに、人気のある商品は人が集まりますから、売れる確率は高いですよね。
日本人は行列に並ぶのが好きなので、人気がありそうだとついつい気になってしまう。なんて方も多いハズ。
最近話題になった人気商品といえば「iPad Pro」
発表会から話題になって、先日発売されましたが、すごい人気ですよね。
ネット上でもリアルでも話題になるのはさすがはAppleと言わざるをえません。
スティーブジョブズが否定していたApple pencilも蓋を開けてみたら大盛況でした。
Apple製品はまさしく、人気商品の看板です。
発表会がある毎に話題になるのが何よりの証拠。
でもね、
iPad Proに興味を持ってから買う人の割合は僅か『2%』しかいないそうです。
20%ではなく、たったの2%。
興味客が100人いても、その内の僅か2人しか買ってくれません。
あれだけ、人気があるのにです。
つまり、残りの98人は見ているだけで結局何もしない人たち。
言うならば、ギャラリーとでもいいましょうか。
このギャラリーが集まれば集まるほど、人気は高まりますが、売れるのは僅か2%。
分母が多くなっても、売れる台数自体はそんなに大きくはなりません。
こうなってくると『人気がある=売れる』ってのはちょっと違う気もしてきます。
人気がある商品よりも、売れる商品を追え!
ここで、ちょっとだけ考えてもらいたいのですが、
もし、あなたが高級ブランド品の商品を買おうと思っていて、『人気があるという理由だけ』でバッグや財布を買いますか?
・・・
・・・
・・・
・・・
答えは「No」ではないでしょうか?
買う際に人気がある商品を見るかもしれませんが、人気があるって理由だけじゃ購入の決定打にはなりづらいでしょう。
「デザインが気に入ったとか、機能が好き」などの自分の好みなどに当てはまる理由で購入するのが一般的だと思います。
人気があるってのはあくまで商品を買う理由の1つであって、購入する決定打にはなりません。
人気があるのも販売者からしたら、メリットですが、顧客目線で考えると、
ぶっちゃけどうでもいいですからね。
大体は「へー、人気なんだー」の一言で片付けられてお終いです。
なので、人気がある商品に目をつけるのも重要ですが、それ以上に実際に顧客が購入している商品を知る方が大切です。
販売者として活動を続けているとどうしても目先の情報に踊らされてしまいがちですが、そういう人ほど売れない売れないと嘆くので、まずは「本当に売れる商品を出しているのか?」と自分に聞いてみると良いでしょう。